ツケたり キッタり の元祖 高野圭介 |
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高野の碁 | 私が家田隆二八段に私淑して、碁の指導を受けている。 もう十数年にもなるだろうか。 100局はすでに越えているが、先生の棋風とはどうも異なるらしい。 先生は私の碁(棋風)を折に触れ、いろんな角度で表現される。
私自身にも理解しにくいこともあるようだが、 自分の碁の棋風等について貴重なご意見で、有り難いことだ。 まあ、そのようなのが本当なのだろう。 |
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アマとプロ | 私の「ツケたりキッタり自在」というのはアマの特権で、 プロの世界で通用しなくても、一向に差し支えない。 元来、アマはアマだけの世界で打つのが至当で、 アマがプロと争うことなんかすべきことでもない。 つまり、土俵とか次元とかで、表現される「場」が違うのだ。 |
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山下の棋風 | 過日の本因坊戦第4戦は久しぶりに感動した。 私が平素から心がけている打ち方なのです。 世界の違う碁で、自分には絶対に打てないことは解っているが、 本因坊道吾の打ち方は攻めたくるというのがどちらかというと、 アマの碁・即私の思想に似ているとさえ思えたのです。 山下道吾 vs 井山裕太 本因坊戦 第4局 |
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「ツケたり、キッタり」 雛形の元祖 |
もう60年以上も前、碁を始めた頃、 棋書と言えば、「呉清源十番碁集」の棋譜しか無くて、 何も解らないまま、そればかり並べていました。 その中に未だに心に残っている碁が二譜あります。 私の「ツケたり、キッタり」の雛形の元祖はこの辺りにあったのでは? |
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呉清源十番碁 | 互先 橋本宇太郎 vs 先番 呉 清源 白勝ち |
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互先 呉 清源 vs 先番 木谷 実 白勝ち |